Reminiscence -追憶-

愛してはいけない人 愛されてはいけない人

33 顧問⑥

「先生。宮沢さんも同じ装飾係ですよ。1-Cで同じクラス。」

 

 

私の方を向いた美輝の顔は太陽の光で眩しい。

 

「よろしくお願いします。」

 

「おう、よろしく。」

 

 

城谷先生は白い歯を見せ、美輝の方に向き直る。

 

 

鐘がなる。いつもより身体に響く。重い音。

 

授業の合図。美輝と私は教室に急ぐ。

 

 

「あ、本田さ、部活のメニューだけど部長に伝えといてくれるか。今日会議で部活に遅れそうなんだ。」

 

 

「はい。了解です。」

 

 

 

 

ドアを開ければ静寂が広がっている。

 

 

 

静かな教室。つまらない教室。

 

 

次は英語だ。

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