Reminiscence -追憶-

愛してはいけない人 愛されてはいけない人

35 名前②

「Well... 宮沢さん。下の名前なんて読むの。」

 

 

ついに指される。呼ばれたくない。

 

下の名前。

 

 

宮沢さんのままでいい。

 

 

 

 

「先生、しきですよ。」

 

 

美輝が答えた。

 

 

 

「しき?ああ、ありがとう。」

 

 

 

何事もなかったかのように授業は進む。

 

 

 

 

波打つのは私の中でだけ。

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