2017-10-27 1 新しい私① 新しい私を迎える黒い荘厳な校門。百年の歴史を迎える女子高。塀が大きく校舎を囲む。塀がある割に大きい窓。 ちょうど百年の節目に、私がいる。 前髪が揺れるのを忘れ足早になる。 今日は入学式。私が真っ先に向かいたかった場所。いつも必ず最初に行くところ。 屋上。 まだ朝早く誰もいない。きっと先生も来ないはず。 誰も邪魔しない。優しい風が私を包む。思う存分風を感じ、クラスへ向かう。 にほんブログ村 にほんブログ村